今回のセミナーは、前半と後半に分け、以下の内容を中心に進行します。
翻訳の実案件でmemoQのTM/TBを上手く使い、業務効率をアップさせるノウハウ(英日特許を例に)
担当講師:藪内達也
様々なファイル形式のインポート方法
担当講師:糸目慈樹
セミナーを通じて、参加者の皆様にmemoQをより効果的に活用する方法を見直していただくきっかけとなれば幸いです。ぜひ、この機会に、memoQをさらに上手に活用する方法を探っていきましょう。
これまでの2回のセミナー内容を元に、実際の仕事でmemoQを上手く活用して、仕事の効率を10~20%アップさせる方法をお伝えします。
TMとTBの細やかな機能については、これまでのセミナーで一通り解説しましたが、それを限られた時間の実案件でどのように使うか、というのは、全く別の話になってきます。
今回は、英日特許の翻訳を例に、翻訳者として10年のキャリアを持つ講師が、memoQの機能をどのように活用して、業務効率のアップに取り組んでいるかのノウハウと考え方をお伝えします。
例えば、以下のような内容をお伝えします:
- TMのマッチ率を上げて処理速度を上げる方法
- 案件を進める中でTMの修正をする必要が出たときの対処法
- 誤挿入を無くすためのTB活用メソッド
実際の仕事で、memoQの機能を上手く使えていないと感じていらっしゃる方、限られた時間での業務効率アップを模索されている方にぜひ受講していただきたい内容となっております。
memoQでは、原文ファイルをインポートする際に「インポートフィルター」によって翻訳対象のテキストが抽出され、作業ファイルが作成されます。通常は、ファイル形式に応じたデフォルトのフィルターが自動的に適用されます(例:.docx→MsWordフィルター、.xlsx→MsExcelフィルターなど)。
ただし実務では、デフォルト設定では不十分な場合があります。
たとえば:
- Word文書のコメントや修正履歴も取り込みたい
- 対訳形式のExcelで、原文列と訳文列を指定して作業したい
- PowerPointのノート部分も翻訳対象にしたい
など
本セミナーでは、こうしたニーズに応えるためのインポートフィルターのカスタマイズ方法を解説します。主な内容は次のとおりです。
- WordのコメントをmemoQのコメントまたは翻訳対象として取り込む方法
- Wordの修正履歴を修正履歴として取り込む方法
- 大規模なExcelから、翻訳が必要な範囲のみを選択してインポートする方法
- PowerPointのノートを翻訳対象としてインポートする方法
- 対訳形式のExcelで、原文列をソース・訳文列をターゲットとして取り込む方法
- 特定の文字列を編集不可なmemoQタグとしてインポートする方法
日時:11月29日(土)13:00~16:00
会場:Zoom(オンライン開催・録画あり)
参加費:5,500円(税込)
お申込締切:11月27日 13:00
※お支払いは、クレジットカードでのみになります。
領収書が必要な方は遠慮なくお申し付けください。
※当日参加できない方にも録画リンクをお送りします。
※キャンセルによる返金は承っておりません。
13:00~14:10 前半&質疑応答
(休憩)
14:20~15:30 後半&質疑応答
(休憩)
15:40~16:00 事前にいただいたmemoQ全般に関するご質問へのご回答

藪内達也:ストランズ・インターナショナル株式会社代表。
特許翻訳者として10年以上、主に化学・バイオ分野の英日翻訳を手がけている。翻訳支援ツールはmemoQを中心に活用。弁理士試験の受験経験もあり、特許実務への理解を重視した翻訳を心がけている。2018~2020年にはハンガリーで生活経験あり。現在は法人代表として、主に特許翻訳実務について発信している。代表的な著書に「翻訳ツール大全集」がある。

本セミナーは、今後定期的に開催していく予定です。
毎回、翻訳者の皆様の実務に役立つ厳選したトピックを取り上げ、実践的な知識とノウハウをお届けしてまいります。
memoQ ユーザーの皆様にとって、日々の作業がよりスムーズになるきっかけになれば幸いです。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
